一人暮らしのお金事情が知りたい!収支実態アンケート

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一人暮らしのお金事情が知りたい!
収支実態アンケート2019.2.28[kimama Data]

一人暮らしをしたいと親に打ち明けても「家賃はどうするの? 生活費は?」と問われてしまい、なかなか二の句が継げなかったという経験がある人もいるのではないでしょうか。そこで、誰もが気になる「一人暮らしのお金事情」を今回はリサーチしてみました。アンケート結果から見えるのは、お金に困ったカツカツな生活か、それとも……?[アンケート出典元]2019年1月実施|マイナビ学生の窓口調べ「暮らしに関するアンケート」 大学2~4年生:400名、社会人歴2~4年生:400名

まずは気になる家賃事情

 現在の家賃はいくらですか?
家賃は自分で払っていますか?
家賃は大学生の場合「3万円以上5万円未満」、社会人の場合「5万円以上7万円未満」がもっとも多いことがわかります。大学キャンパス近くには学生向けの比較的安価な賃貸物件が充実していることや、学生と社会人の収入差がこの違いに表れているのかもしれません。
さて、一人暮らしの大きな関門であるこの家賃、いったい誰が払っているのでしょう? 大学生は「自分で払っていない」が約半数を占めますが、「自分で払っている」も約26%と4人に1人いる計算に。「家賃は自分で払う!」と親を説得して、一人暮らしを実現した人が少なくないのかも? 一方、社会人は約77%が「自分で払っている」と回答し、「全額ではないが自分で払っている」は約14%、「自分で払っていない」は約8%とかなり少ない割合になりました。

一人暮らしの気になるお金事情とは

月の収入はどれくらいですか?
一人暮らしにおいて、家賃以外でもっともお金を使うものはどれですか?
1ヶ月の食費はどれくらいですか?
一人暮らしを始めると、家賃以外にも食費や光熱費、携帯などの通信費から趣味や遊びに使う遊興費まで、さまざまなお金が必要になってきます。月の収入が、学生は「10万円未満」が約75%、社会人は「10万円以上20万円未満」が約半数を占める中、家賃以外でもっともお金を使うのは「食費」と回答する人がどちらも多数派に。特に、仕事上の付き合いで外食する機会がおのずと増える社会人は「2万円以上3万円未満」「3万円以上」と答える人も大学生に比べて高い傾向にあることがわかりました。

一人暮らしの自由なお金、貯金事情は

月に自由に使えるお金はどれくらいですか?
貯金はできていますか?
「実家暮らしならアルバイトや仕事の給料をまるまる使えるから楽!」という人からすると、上の図にある「自由に使えるお金」の割合は少し物足りなく感じるかもしれません。ただ、一人暮らしをしていても、貯金をできている人の割合は意外に多いもの。学生は「できている」「時々できている」の合計が75%近くになり、社会人になると80%を超えていることがわかります。一人暮らしをしたら「貯金ができないほどカツカツな生活になる」というネガティブなイメージを持っていたとしたら、あまり心配する必要はないのかもしれませんね。

一人暮らしはお金がかかるけど、悪いことばかりじゃない!?

一人暮らしをしてみて、お金の管理が上手になったと思いますか?
そのことを感じさせるのがこちらのデータ。「お金の管理が上手になったと思いますか?」という問いに、大学生も社会人も半数以上が「思う」と回答しています。また、図では紹介していないものの、「節約をしていますか?」という回答を見ると、「している」と「時々している」を合わせた割合が学生も社会人も9割以上という結果に! 本人が望む・望まないに関わらず、お金に対してしっかりと意識的になれることが一人暮らしの大きな特徴といって過言ではないでしょう。
具体的な節約方法については、「なるべく外食を減らす」「節電、節水」「家計簿をつける」というスタンダードな回答がある一方で、「お風呂の水を洗濯に使う」「安い食材を買い溜めて冷凍する」「詰め替え用品を使用」、さらには「圧力鍋でガス代節約」などの本格派も。実家暮らしでも一人暮らしでも、「お金をどう使うか」に頭を悩ませるのは同じですが、一人暮らしをしている人のほうが節約を楽しんだり、それでたまの贅沢を味わったりと、生活に張り合いが生まれるのかも。一人暮らしのお金事情、あなたはどんな印象を持ちましたか?